【西武】9000系の違い


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2019年10月28日(月)


西武9000系が話題になってるので、今回は同じ9000系列の編成間による様々な違いを紹介します。


同じ車両でもどこか目を向けると違いがあったりして面白いです。


と言うのも今日は10月28日ですが、30日に9000系最初の廃車から1年経つので···

その理由で9000系の違いでも紹介しようかと思い···


それでは違いをご紹介します。

①.スカートの大きさ

新2000系のスカート(比較用)
新2000系のスカート(比較用)
9101F(写真ないのでwikiから)
9101F(写真ないのでwikiから)
9102Fのスカート
9102Fのスカート

新2000と9000系(小型スカートの編成)の前面スカートです。よく見ると同じですね。新2000系との違いではここでは電気連結器が有る無いぐらいです。

(実際にはもっとありますが···)


9103Fのスカート
9103Fのスカート

こちらは9103Fのスカート。よく見ると9101Fと形状が異なっているのが分かります。9103F以降からは電気連結器を装備しない9000系ではスカートの内側部分が大きくなりました。


元々9000系は10両固定の為、新2000系みたいに他形式との連結はしません。その為に電気連結器を装備しないことから大きいスカートに変わっています。


個人的には大きいスカートの方が9000系だなと思います。


※現在9101Fは廃車されています。

  小型スカートは9102Fのみ。


②.9105Fのみにあるスタンションポール


9000系は登場時に6000系との共通点で設計されてますが、座席の真ん中にスタンションポールが9000系にはありません。2003年から始まったVVVFインバーターへの改造で2006年にVVVF施行された9105Fだけは何故かスタンションポールが設置されています。


9000系元々の座席(画像はwikiより)
9000系元々の座席(画像はwikiより)

9105Fを除いた全編成はこのようにスタンションポールがありません。


VVVF改造時に設置された9105Fのスタンションポール(画像はwikiより)
VVVF改造時に設置された9105Fのスタンションポール(画像はwikiより)

スタンションポールが座席の中央に設置されている9105F。


③.9105F特有のCSD-82連結器

9105Fの連結器
9105Fの連結器

9000系の中で特に特徴あるのがやはり9105F。座席以外にも連結器にも違いがあります。

9105Fに装着されてるCSD-82連結器。


9105F以外の連結器(9103F)
9105F以外の連結器(9103F)

9105F以外は全てこの形のタイプになります。CS090形と呼ばれる連結器です。

これについては10000系でも同じことが言えます。


10000系では10105Fと10107Fの2編成が9105Fと同様のCSD-82形の連結器。


④.ドアガラスの違い

写真がないのでうまく説明できませんが…


9101F〜9106Fまでは単板ガラスを採用、9107Fと9108Fでは複層ガラスと呼ばれるガラスを採用しています。


これは9107Fの製造されていた年が、6000系では製造が東急車輛から日立に変わった為、それに合わせて仕様変更されたものと思われます。


⑤.ベンチレーターの有無

9000系では2014年の検査出場から順次入場していた編成のベンチレーター撤去が行われました。9101F、9104F〜9108Fの計6編成は撤去され屋根上はさっぱりになっています。

9102F、9103Fは今も撤去されていない状態となっています。


2017年の検査出場で撤去された9105F
2017年の検査出場で撤去された9105F

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2019年現在も原型を留める9102F
2019年現在も原型を留める9102F
9103Fも残ってることが確認出来る
9103Fも残ってることが確認出来る

9102Fと9103Fは次の検査入場で撤去されるか気になりますね。


*参考に*

9000系の武蔵丘最後に出場した編成をまとめたサイトです。

こんな感じで紹介しましたが、9000系では編成間に様々な違いがあります。

他にもあるかもしれないので見つけ次第、順次このブログに追記します。


今回はこの辺で。最後までありがとうございました。