2月21日(金)
本日2月20日は西武20000系が運行開始した日。
今回は、20000系の編成間の違いを紹介しようかと。
20000系は、
2000年に登場した西武の通勤車両です。
10両編成と8両編成がそれぞれ8編成(144両)が製造されました。
各編成から。
10両編成
20101F/池袋線所属
10両編成のトップナンバーです。
1999年11月竣工の1次車です。
20102F/池袋線所属
2002年1月竣工の4次車です。
20103F/池袋線所属
2002年12月竣工の4次車です。
20104F/池袋線所属
2003年1月竣工の4次車です。
20105F/新宿線所属
2003年9月竣工の5次車です。
20106F/新宿線所属
2003年10月竣工の5次車です。
20107F/新宿線所属
2004年8月竣工の6次車です。
20108F/新宿線所属
2005年8月竣工の7次車です。
8両編成
20151F/池袋線所属
8両編成のトップナンバーです。
2000年1月に竣工した1次車です。
※この編成のみ連結器カバーを装着しています。この詳細は後に説明します。
20152F/池袋線所属
2000年12月竣工の2次車です。
20153F/池袋線所属
2000年12月竣工の2次車です。
20154F/新宿線所属
2001年10月竣工の3次車です。
20155F/新宿線所属
2001年10月竣工の3次車です。
20156F/新宿線所属
2001年11月竣工の3次車です。
20157F/新宿線所属
2004年7月竣工の6次車です。
20158F/池袋線所属
2005年7月竣工の7次車です。
編成順に載せてみましたが…
分かりやすくまとめると、
1次車→20101F、20151F
2次車→20152F、20153F
3次車→20154F、20155F、20156F
4次車→20102F、20103F、20104F
5次車→20105F、20106F
6次車→20107F、20157F
7次車→20108F、20158F
こんな感じで次車数が多いです。
編成間の違い
西武20000系の各編成(次車)による違いを解説します。
1次車〜3次車(座席)
(画像が無いのでwikiから。)
1次車の20101Fの車内です。
1次車〜3次車の座席にはスタンションポールがありません。その後に製造された4次車から座席の中央にスタンションポールが設置されています。
10両編成では20101Fのみ、8両編成では20151F〜20156Fにスタンションポールがありません。
また1次車と2次車では韓国製のガラスが使用されていますが、それ以降の編成は日本製のガラスに変更されています。
5次車以降の座席
(こちらも画像無いのでwikiから)
5次車の20106Fの車内です。
座席の中央部分にスタンションポールが2本設置されています。
4次車では座席の中央に1本のみですが、5次車では新たに1本追加されています。
また5次車からは座席の袖仕切りも大型のものに変わっています。
20151Fの連結器カバーの訳
次に20000系の連結器について解説します。20151Fの連結器カバー装着についてもここで説明します。
10両編成については他車両と同じ密着連結器を採用しています。しかし8両編成では何故20151Fは連結器カバーを装着しているの?、何故20152F〜20158Fまでの連結器の先端が尖ってないの?と思う方もいるのではないでしょうか。
他形式と同じ連結器です。
8両編成では連結器の形状が伸縮式になっています。20151Fは10両編成と同じ密着連結器ですが20152F以降から伸縮式連結器に変わっています。
その理由が上井草駅の踏切問題。上井草駅と20000系の車体の長さに関係しています。
現在の車両の車体は20mとなっていますが、20000系は20mより長い20m+27cm車体となっています。
そして新宿線の上井草駅は駅の両側が踏切で挟まれています。27cm長い20000系では8両編成の場合に密着連結器だと接触する恐れがある事から伸縮式の連結器になっています。
上井草駅はホーム有効長が8両編成までなので各駅停車しか停まらない駅ですが…
そもそも20151Fは登場時は新宿線所属でした。その頃は連結器カバーを装着していませんでしたが、20151Fで起きた問題を解決する為に20152F以降は伸縮式になりました。
20151Fが密着連結器という部分は試作車両の概念でもあるとも言えますね。
20151Fの連結器カバーがおしゃぶりみたいで可愛い…(笑)
8両編成の連結器(形状の違い)
連結器が伸縮式の8両編成でも次車によって形状が異なっています。
2次車(20152Fと20153Fの形状)
2次車の20152F、20153Fでは連結器の先端の形状が穴が空いている感じになっています。
3次車(20154F〜20156Fの形状)
20154F〜20156Fでは連結器の先端の形状が平らになっています。
6次車と7次車(20157Fと20158F)
6次車の20157Fと7次車の20158Fでは連結器の先端の形状は変わらなく、矢印の部分の形が変わっています。
(※20157Fの写真参照)
車高の違い
次に普段見ていてもあまり気づかない違い、車高の違いです。
写真の矢印部分。ライト下のグレーの部分が広く見えるのが分かるかと思います。
4次車の20102Fです。
写真を比較すると車高の高さがやや違います。
10両編成では20101Fのみ、8両編成では20151F〜20156Fが車高が広く、
20102F〜20108F、20157Fと20158Fが低くなっています。
これと同様に4次車以降からは側面のドアの高さも低くなっています。
前照灯がLEDに変わった20000系
20000系は登場時、シールドビームの前照灯でした。
(20108Fと20158Fは登場時、何らかの試験的にHIDライトを採用していましたがもとのシールドビームに改造されました。結果的には不評だったのかHIDライトは採用されなかったみたいです。)
しかし、2019年から前照灯の変更が行われ、20000系と30000系は今までと別タイプの前照灯に変わりました。
2019年6月に20105Fが最初にシールドビームからLED化されました。
その後に20101F、20151Fも同じLEDへ更新されました。30000系でも一部の編成に更新されました。
LED化になった時、試験的に採用されてた20108Fや20158FのHIDライトとは別で新たに花形LEDを装着。
それ以降12月までLED化が行われず、
(おそらくライトの試験期間)、12月に入ってから本格的にこのLEDが採用されるようになりました。
更新ペースは早く進んでいて、2020年1月までに20000系と30000系の全編成がLED化されています。
20000系では20103Fがシールドビームで最後まで残りました。
前照灯がLED化されたりラッピングが増えたり注目を集めている20000系。
2016年には銀河鉄道999のラッピングで注目なったり、2018年1月にはL-trainとしてデビューしています。
2019年3月24日に行われた銀河鉄道999ラッピングのさよならイベント。
2016年から20158Fに銀河鉄道999がラッピング車両になりました。
このイベント終了後も20158Fは数日間ラッピングの状態で運用に入っていたこともありました(笑)
2018年1月からは池袋線と新宿線に
20000系がL-trainでデビューしました。
現在、20104Fと20105Fの2編成にラッピングされています。
今回はこの辺で。最後までありがとうございました。